アジャイルプロセス協議会主催 第2回 定例セミナー

参加してきました。
林さんの講演は、内容に関しては正直なところ新たな気づきはなかったのですが、改めて人、コミュニケーションの大事さを思い知った感じです。既に知っている内容でも、意外と忘れてしまっていることがあるので、この手の話は何度聞いてもよいなぁと思います。
プレゼン技術的なところは、新たな気づきがたくさんありました。今度パクらせてもらいます。やっぱり、話しなれている人は違いますね。さすがです。
でも一番有意義なのは、懇親会ですね。

設計原則

邦訳版出版記念ってことで、原則をようやく要約してみました。
アジャイルソフトウェア開発の奥義 asin:4797323361

  • (SRP)The Single Responsibility Principle
    • 単一責務原則
    • クラスの変更理由は1つであるべき。
  • (OCP)The Open-Closed Principle
    • 開放・閉鎖原則
    • ソフトウェアエンティティ(クラス、モジュール、関数、etc)は拡張に対して開かれていて、修正による悪い影響に関しては閉じているべき。
  • (LSP)The Liskov Substitution Principle[Liskov]
    • リスコフの置換原則
    • スーパークラスをサブクラスで置き換えることが可能であるべき。
  • (DIP)The Dependency Inversion Principle
    • 主従逆転原則
    • 抽象は詳細に依存しない。詳細は抽象に依存するべき。
  • (ISP)The Interface Segregation Principle
    • 用途別インタフェース原則
    • クライアントは利用しないメソッドに依存すべきではない。インタフェースは階層ではなく、クライアントに従うべき。
  • (REP)The Release-Reuse Equivalency Principle
    • 適用粒度同一原則
    • 再利用の粒度はリリースの粒度であるべき
  • (CCP)The Common Closure Principle
    • 単一責務パッケージ原則
    • パッケージ内のクラスを変更する理由は似通っているべき
  • (CRP)The Common Reuse Principle
    • パッケージ再利用原則
    • 再利用はパッケージ単位で行うべき
  • (ADP)The Acyclic Dependencies Principle
    • 循環依存禁止原則
    • パッケージ間の依存関係は循環してはならない
  • (SDP)The Stable Dependencies Principle
    • 安定依存原則
    • 依存元は依存先より安定しているべき
  • (SAP)The Stable Abstractions Principle
    • 安定抽象原則
    • 抽象的であるほど安定しているべき