その場で議事録

http://d.hatena.ne.jp/kuranuki/20041017#p1
で書かれています。自分の経験談も書いてみたいと思います。
以前、XPのようなプロジェクトをやっていたとき、イテレーションが終わるたびに、顧客側3名、開発側3名で、それまでの製品のデモと、次のイテレーションの完成イメージを決める打ち合わせをしていました。そのときの議事録&デモは次のようにやっていました。
ノートPCを2台、液晶ディスプレイを1台、USBハブ付キーボード1台、USBマウス1台、PS2マウス2台用意します。
ノートPCのディスプレイ端子に、液晶ディスプレイをつなぎ、USB端子には、USBハブ付キーボードをつなぎ、ハブにマウスもつなぎます。これは、顧客側の操作環境になります。ディスプレイが大きいので、3人で見るには十分。もう1セット、これが用意できればいいのですが、当時は用意できませんので、苦肉の策として、もう一台ノートPCをつないで、NetMeeting(今なら、MSN Messenger)のデスクトップ共有で、画面とキーボードとマウスを共有していました。
社内システムの開発で、顧客が開発側の会議室に来てくれるからこそできる環境だと思います。
で、必要に応じて、誰ともなく議事録を書いていました。ホワイトボードに書いた図も、Wordに書き込みます。
よかったことは、議事録の作成時間が大幅に短縮できたことと、参加者全員の議事録のコミットメントが高かったことです。そして、会議の最後は、会議内容を議事録をはじめから見直し、問題がなければ、その場で顧客に承認ももらい、議事録をみんなの見ている前でメールで送信で、完了です。
このときの困ったことは、液晶ディスプレイを挟んで会話するので、顧客の顔が見えないということ、議事録を書くので書記のスピードで会議の速度が決まる(遅くなる)ということ、会議のスピードを速めるために、少し言葉足らずに議事録を書いてしまうので、その場では全員が理解しているのでよいのですが、しばらくすると何のことだか分からないということがあるというところです。あと、セッティングに時間がかかることですね。