3日間

研修を受けてきました。
福井の山の上にあるかんぽの宿に2泊3日して、軟禁状態で自己啓発系の研修を受けました。
2泊3日、自己啓発系ということで、
・早朝5時に起床
・起き抜けにランニング、それも裸足
・大声を出す「俺はくずだ」
・食事は全て精進料理
・号令に従って行進、止まれ、休め
・個人の失敗は全員の失敗、連帯責任を取れ
ということはなく、ふつーのゆるめの研修でした。ほっとしました。

3日間ということもあり、それなりに多くのことを学べました。自分も講師をすることがあるので、そのあたりのテクニックも学べたと思います。
気づきがあったので、忘れないように書いておくことにします。

・自分とは死ぬまで付き合う
 「自分を好きになる」という趣旨のセッションがありましたが、そこでの気づきがこれです。他人を嫌いになったら分かれることができますが、自分自身と別れるというのは死を意味します。だったら、好きにならなきゃ損だと思いました。自分を嫌いになって過ごす程、人生そうは長くありませんしね。

・実践とは行動力と統合力
 実践するというのは、実際に動くということも重要なのですが、それと同じぐらい、多くの身に付けた知識を総動員するのが重要だと感じました。SWEBOKやPMBOKは知識領域に分けることで、理解しやすくなるように工夫されていますが、いざ実践となるとそれらの知識をいかにうまく統合して組み上げなければなりません。それを強く実感しました。ちなみに、実感した瞬間は、「優先順位をつける」という趣旨のセッションのときです。緊急か否か、重要か否かの2軸でマトリクスを作って分類するというやつです。分類することで、作業の種類を認識しやすくなりますが、そのままではだめでいかにその分類を超えさせるかがポイントだというところから気づきました。

・インプットよりもアウトプット
 普段、本を読んで勉強しているつもりですが、あまり頭は使っていないようです。自分の計画を紙に書き出すという時間で、以下に頭を使ったかを痛感しました。頭の中で考えているつもりでも、意外と考えていない自分がいるようです。ということで、整理も兼ねてここにこのように記しているわけです。これに気づいたのは、隣に座っていた、昔はUMLツールだったという代物の開発チームの発言でした。感謝です。

3日間もこもっていたため、各方面には迷惑をおかけしました。オブジェクト倶楽部の秋イベントにもかかわらず、何をしていたのかというとこういうことをしていました。そのおかげで貴重な時間を持つことができました。
ありがとうございました。